第4学舎1号館を通って、2号館にやってまいりました。教室や製図室のあるこのエリア、建築学科卒業のみなさんは、馴染みの建物ではないでしょうか?前回の投稿その1はこちら。
建設当時の増築手順
以下2号館増築の経緯を示す当時の写真があったので追っかけてみましょう。下の写真の番号と上の図の番号が同じ部分になります(写真はクリックすると拡大します)
現在
右上:同じところにある手洗い(男子トイレ用ではない)
左下:バリアフリーというよりは、液化窒素のタンクを台車に乗せて運ぶ必要から設置されたスロープ
右下:大教室等入口に設置された渡り廊下
右上:研究棟耐震改修部分。玄関部分は近づくまで耐震ブレースが見えないよう、配置に工夫がされている。
下左右:耐震ブレース(2本ある内側と外側で色を少し変えている)
第4学舎2号館のデータ
第4学舎2号館(本館棟)
構造:鉄筋コンクリート・鉄骨造陸屋根地下2階付6階建
建築面積:950.3㎡
延床面積:4,817.07㎡
竣工年:1964(昭和39)年
第4学舎2号館(増築分)
構造:鉄筋コンクリート造陸屋根5階建
建築面積:187.72㎡
延床面積:937.68㎡
竣工年:1966(昭和41)年
第4学舎2号館(増築分)
構造:鉄筋コンクリート造陸屋根5階建地下1階
建築面積:668.59㎡
延床面積:3,635.5㎡
竣工年:1967(昭和42)年
第4学舎2号館(研究棟)
構造:鉄筋コンクリート造陸屋根5階建地下2階塔屋1階
建築面積:1,662.77㎡
延床面積:10,854.94㎡
竣工年:1969(昭和44)年
第4学舎2号館(大教室棟)
構造:鉄骨造アスファルト防水屋根2階建
建築面積:376.51㎡
延床面積:753.02㎡
竣工年:1964(昭和39)年
第4学舎2号館を見学した幹事の意見
- 1号館から2号館へ入った入り口にある階段は、1階のところが縦穴区画の防火扉で、階段が認識できなくなっている。
- その階段から2階ホールに向って登る途中の踊り場が回り階段のようだが入子みたいで、こんな処理はあまりしないと思う。
- 2階ホールで見える階段も、少し浮き上がったようなデザイン。
- 中央にあるトイレの下部を隠すようにしているが、敢えて剥き出しにした方が面白い。
- その他、みなさん当時の記憶と照らし合わせて、変わったとことや変わっていないところを楽しんでいました。
本年の活動はこれで終わりです。年明けの幹事勉強会は2024年1月27日(土)に誠之館エリアを回る予定です。みなさま良いお年を!
20231209