039「草屋根の遠足」青森〜岩手遠野ツアー(その2)

一夜明けまして、オガールの見学からスタート

こちらの敷地を管理されている「高橋局長」がわざわざ時間を割いて案内してくださいました!

  • 10.7ha空き地があり、役場の建て替えあわせた4棟の開発
  • 平成24年オガールプラザ 交流センター、歯医者、産直年間3億売上
  • 平成26年オガールイン バレーボール専用コート、体育館 とんがった戦略=ピンホールマーケティング
  • 平成27年役場国産最大級の木造公共施設
  • エネルギーセンター
  • 公園3つで1ha、目線を遮る樹木で構成

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千葉家住宅

オガールを出発してふるさと村への途中にある、国指定重要文化財(建造物)で、「千葉家住宅 五棟」というものです。現在保存修理工事中で見学することはできないようですが、駐車場に隣接しているので、このように遠目で見る分には自由にできるようです。

この文化財は、天保年間(1830〜1844)に主屋が建設され、大正末期までに現在のような屋敷構えが整った、とのこと。南部曲り家の分布域南縁に位置するとともに、遠野地方の典型的な間取りで、江戸末期の大型曲り家民家として高い評価がある、ということで現在保存修理工事中になっています。

このような雰囲気で、これ以上近づくことはできません
主屋は芝棟になっています

遠野ふるさと村

ほぼトイレ休憩のように千葉家住宅を見学したあとは、大型施設である「遠野ふるさと村」に到着。

広大な森林の中に広がる8.8haの敷地には、遠野地域に残された江戸時代から大正時代にかけて建てられた貴重な南部曲り家7棟と付属する納屋などが移築され、かつての遠野の山里を再現、田んぼや生活に必要な水路までも再現され、遠野の生活とは切り離せない馬の飼育もおこなっている、とのこと。

縁側での縄ない体験や季節の伝承行事など、気軽に農村生活を体感できるイベントなども用意されています。

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ふるさと村を後にして、この付近を見て回ります。

山口の水車小屋

これはもう動画を見ていただくのが手っ取り早いかと。

デンデラノ

山口、飯豊、附馬牛の字荒川東禅寺及火渡、青笹の字中沢並に土淵村の字土淵に、ともにダンノハナと云う地名あり。その近傍に之と相対して必ず蓮台野(デンデラノ)と云う地あり。昔は六十を超えたる老人はすべて此蓮台野へ追ひ遣るの習ありき。老人は徒に死んで了ふこともならぬ故に、日中は里へ下り農作して口を糊したり。その為に今も山口土淵辺にては朝に野らに出づるをハカダチと云ひ、夕方野らより帰ることをハカアガリと云ふと云へり。

ダンノハナは壇の塙なるべし。即ち丘の上にて塚を築きたる場所ならん。境の神を祭る為の塚なりと信ず。蓮台野も比類なるべきこと「石神問答」中に言ヘり。

以上「遠野物語」より抜粋

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伝承園

遠野地方のかつての農家の生活様式を再現し、伝承行事、昔話、民芸品の製作・実現などが体験できます。園内には国の重要文化財旧菊池家住宅、『遠野物語』に話者であった佐々木喜善の記念館、千体オシラサマの御蚕神堂(オシラ堂)などがあります。郷土料理を堪能できるお食事処もあります。

若き日の佐々木喜善が柳田國男に語った遠野の話を素に書かれた「遠野物語」には、「ザシキワラシ」「カッパ」「オシラサマ」などが出てきますが、この伝承園では、それらについて知ることができます。

「遠野物語」の語り手であった佐々木喜善に関する資料や同氏を取り巻く人々との交流の資料が展示されている「佐々木喜善」記念館

此話は全て遠野の人佐々木鏡石(喜善の筆名)君より聞きたり。昨明治四十二年の二月頃より始めて夜分折々訪ね来り此話をせられしを筆記せしなり。鏡石君は話上手には非ざれども誠実なる人なり。自分も亦一字一句をも加減せず感じたるままを書きたり。思ふに遠野郷には此類の物語猶数百件あるならん。我々はより多くを聞かんことを切望す。國内の山村にして遠野より更に物深き所には又無数の山神山人の伝説あるべし。願はくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ。此書の如きは陳勝呉広のみ。

遠野物語より、冒頭部分を抜粋

筑摩書房「定本 柳田國男集 第四巻」に「遠野物語」は収められている

結構怖い話が多いけど、著者による迫力のある内容になっていると思いました。講談社学術文庫「遠野物語 全訳注」という解説本も買ったので、じっくり読んでみたいですね。

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伊藤家住宅

さてこの旅は伝承園で終わるはずでしたが、時間があったので最後にこちらを訪ねました。

国指定の重要文化財(建造物)伊藤家住宅は、花巻市の南端、東和町覚間沢地区の山間部に建っています。由緒や建てられた経緯は明らかになっていませんが、慶長五(1600)年には、伊藤家の先祖がこの場所に住んでいたと言い伝えられています。

昭和51(1976)年に重要文化財に指定され、保存修理工事が実施されました。

建物の特徴としては、岩手県南部の農家の特徴である「内馬屋直家形式」の小規模な建物で、大戸口が「まや(馬屋・厩)」専用であること、棟が芝棟であることが、特殊な点として挙げられます。

以上現地の解説板から抜粋

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以上でツアーは終了です。大変盛りだくさんの内容でしたが、この記事を書くにあたって振り返ると、青森、岩手の文化にどっぷりと触れることができたのは大変貴重な経験になりました。

参加の皆様はそれぞれの方法で帰路につきますので、バスは花巻駅、花巻空港に向かいました。

参加者の皆様、お疲れ様でした。そして企画してくださいました「草屋根の会」の皆様、ありがとうございました。

20250608

038「草屋根の遠足」青森〜岩手遠野ツアー(その1)

前田副会長主催の「草屋根の会」で企画されたこのツアーに、千里山建築会会長として参加してまいりました。

主たる目的は「芝棟」を直に見ること。併せて青森、岩手の豊かな自然と建築に触れる内容となっており、見学先は盛りだくさんです!

  • 三内丸山遺跡/青森県立美術館
  • 弘前れんが倉庫美術館
  • オガールイン(宿泊)
  • 千葉家住宅
  • 遠野ふるさと村
  • 山口の水車小屋
  • デンデラノ
  • 伝承園
  • 伊藤家住宅

青森県と岩手県を縦断する総走行距離314.6kmのバスツアーです。

三内丸山遺跡/青森県立美術館

旅のはじまりはこちらです。北海道・北東北の縄文遺跡群として世界遺産に登録されているものの一つになります。草屋根メンバーは自由行動で隣接する青森県立美術館に行くことも可能です。私は縄文文化に非常に興味があるので、ボランティアガイドによる遺跡ガイドに参加しました。

全体像です。この風景を写せるような丘が設置されています。
  • 発掘された広さは42ha
  • ダンボール4万箱分の出土品(土偶2,000、土器6,000、破片はその10倍以上)
  • 建物跡は600くらい発見された
  • 発掘はまだ4割くらい
  • 100戸くらいの住居があったのでは?(一戸あたり5人居住として500人くらいの集落跡か?)
  • 建っている場所は実際だが屋根形状は想像
  • 住居跡地には囲炉裏跡もあった

この遺跡には3箇所の「捨て場」があり、それぞれ、「北盛土」「南盛土」「北の谷」と呼ばれています。

「北盛土」には土器や石器が土と一緒に捨てられた場所で、壊れた土器が広がっている様子が見学できます。

「南盛土」は大量の土器・石器、土偶やヒスイ製の玉などが土と一緒に1,000年間にわたって捨てられ、丘のようになっています。

「北の谷」は水分が多く、空気からも遮られていたため、木製品、漆器、動物や魚の骨、植物の種子などが残っていたようです。

このように場所によって「捨て分け」されていた理由や目的が知りたかったのですが、わからないとのことでした。

お昼ごはんは「縄文鶏狩り(ジョウモンチキンカリー)」を美味しくいただきました♪

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弘前れんが倉庫美術館

縄文文化を離れて、バスで1時間ほど南西へ下った弘前に到着。

もともとは1923(大正12)年、弘前生まれの実業家・福島藤助によって、(水が豊かで綺麗な場所だったので)日本酒の醸造所として建設されました。当時では珍しい煉瓦造にこだわった理由は、「かりに事業が失敗しても、これらの建物が市の将来のために遺産として役立てばよい」という福島氏の想いだったそうです。

その後、1954(昭和29)年にはりんごの発泡酒であるシードル工場として、続く1960(昭和35)年から1965(昭和40)年までは、ニッカウヰスキー弘前工場として操業されました。

工場としての役割を終えた後は、吉井酒造株式会社が所有、管理していましたが、1980年代末頃から「煉瓦館再生の会」活動により、建物の活用をめぐってさまざまな検討がされました。

2001(平成13)年、当時の吉井酒造の社長・吉井千代子と弘前市出身の美術家・奈良美智の出会いがきっかけで、2002(平成14)年、2005(平成17)年、2006(平成18)年と3回にわたって奈良の展覧会が開催されました。市民ボランティアが中心となって運営したこれらの展覧会には全国から延べ15万人以上が訪れました。

この展覧会がきっかけとなり、2015(平成27)年に、弘前市が土地と建物を取得し、文化の交流拠点として整備されることが決定。2020(令和2)年に「弘前れんが倉庫美術館」として開館、国内外のアート、弘前・東北地方の歴史や文化と向き合う堂時代の作品の収集・展示されています。

そのほか、美術関連の図書、展覧会カタログ、地元弘前をはじめ郷土関連の図書が、自由に閲覧でき、調べものや勉強のためのワークスペースとしても活用できるという施設になっています。(以上パンフレット及びHPから抜粋)

大正から令和まで100年以上もの間、建物が活用されているのは素晴らしいことだと感じました。

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オガールイン

弘前れんが倉庫美術館の見学を終えて、高速道路に乗り約2時間、岩手県紫波町にあるホテル「オガールイン」にて宿泊となりました。

こちらウェブサイトにはこう記載されています。

紫波町は、JR紫波中央駅前の町有地10.7haを中心とした都市整備を図るため、町民や民間企業の意見を伺い、平成21年3月に議会の議決を経て紫波町公民連携基本計画を策定しました。この基本計画に基づき、平成21年度から紫波中央駅前都市整備事業(オガールプロジェクト)が始まっています。

オガールという造語は、「紫波中央駅前(紫波の未来を創造する出発駅とする決意)とフランス語で駅を意味する「Gare」(ガール)」「紫波の方言で【成長】を意味する【おがる】」

こちら見学は翌日早朝からになりまして、夕方良い時間になりましたので、併設する居酒屋「炭焼炉端 二代目真魚板」にて夕食会です。ここで岩手県建築士会女性委員会のみなさんが合流され、情報交換・親睦を深めることができました!

その2へ続く

20250607

037「旧ユニチカ記念館」と村野藤吾建築見学会「旧 大庄村役場・尼崎市庁舎」のご報告

 草屋根の会とのコラボ企画、以下の行程で、尼崎市立歴史博物館 学芸員の桃谷和則さまにレクチャーしていただきました。

日 程:2025年5月 31日(土)
行 程(午前の部)
10:00 旧ユニチカ記念館

行 程(午後の部)
13:00  旧 大庄村役場
15:30 尼崎市役所

まずは旧ユニチカ記念館から。阪神電車「大物駅」から南東へ5分ほど歩いたところにありました。

学芸員の桃谷さんの全体レクチャーがあり、館内を自由見学させていただきました。

  • 明治22尼崎紡績
  • 大正 大日本紡績
  • 全体6万坪(今年竣工した阪神タイガース2軍球場のゼロカーボンベースボールパークあたりも含めて広大な敷地だった)
  • 戦争の空襲でほぼ消失、記念館は残った。現時点で尼崎市最古のレンガ造の建物となっている
  • 尼崎港の工事事務所などとして使用
  • 昭和34年日紡記念館としてリニューアル
  • 昭和44年から名称変更でユニチカ記念館
  • 令和2年建物と資料が尼崎市に寄付
  • 令和3年から尼崎市の施設として見学会等の利用
ユニチカ歴代のイメージガールのポスターで埋め尽くされた壁面
この建物は今後耐震改修をして一般公開できるようにしたいとのことで、みなさまも機会がありましたら是非ご寄付を!

関連情報

旧 大庄村役場

この建物は現在「尼崎市立大庄南生涯学習プラザ」として使用されています。この地域は昭和4年に臨海地域の大規模(150万㎡)な埋め立てが行われ、大工場が進出、昭和10年代には急速な都市化が進み「日本一裕福な村」とまで言われたそうです。

そこで新庁舎が1932(昭和7)年から計画されることになりましたが、1934(昭和9)年の室戸台風により計画は白紙に。災害復旧・復興を経て、1937(昭和12)年竣工したとのことです。

「日本一の村役場」ということで、当時としては大変ハイカラな建物で、「アサヒグラフ」や「建築知識」にも取り上げられ、大変話題となったそうです。東西南北それぞれの外観が違った見え方になっており、現在でも個性的な雰囲気を醸し出していると思いました。

解説してくださった、学芸員の桃谷さまの独自の解釈も交えて、大変興味深く見学させていただきました。

関連情報

尼崎市役所

最後は尼崎市役所です。

1962(昭和37)年に南館(低層棟)、中館(高層棟)、議会棟が建てられ、1982(昭和57)年に議会新棟(増築棟)が、1984(昭和59)年に北館(第2庁舎)がそれぞれ増築されています。

低層、高層、議会の3つのグループから成り、棟ごとに機能を持たせ、それらを一体の建築群として構成。業務上効率的になるよう配慮されつつ、市民が親しみを持てる空間づくりを目指したとのことです。

今回3つの施設を解説していただきました、学芸員の桃谷さまのレクチャーが素晴らしく、一同大変勉強になり、大満足での見学会となりました。桃谷さまには感謝感謝です。ありがとうございました!

懇親会(おまけ)

10時から16時までの見学という大変長丁場でした。見学終了後は少し時間があったので、隣接する公園で一休み。その後徒歩3分くらいの鳥料理の店に入りました。テーブルにコンロがあり自分で焼くスタイルでしたが、「わんこ蕎麦状態」でさまざまな部位が出され、「この店の食べ放題半端ない!」とお腹いっぱいになって帰りました〜🎵

20250531

036 会長の近況報告(その4)

8.古民家に住むとは?

2025年2月2日から綾部市の中上林地区にある古民家シェアハウスに住むことになりました。

寒いです…

どうせなら一番過酷な時期から住んでみてダメだったら帰ろう、いや、乗り越えられたら移住できそう、と思うことにしました。

とはいえ、一晩に35センチも積もります。

朝起きてご飯を炊こうと、炊飯器に水を入れたところ、シャーベットになってしまいました(笑)

正確な温度計で測っていませんが、家の中は常に0℃です。灯油ストーブはあるのですが、隙間だらけの家、灯油代がびっくりする値段になりそうです。

せっかく?一番過酷な時期を選んだのだから、とことん寒さに付き合ってやろうと、スキーウエアを着て日中は過ごします。

夜は寒すぎて何もできないので、8時に就寝。スキーウエアを着たままホットカーペットの上に寝袋を敷いて暖をとりつつ寝ます。

そういった生活を繰り返すうちに、寒さに慣れてきました。3月に入っても家の中は寒いですが、5℃以上あればご飯を作ったり、掃除をするなどの体を動かす用事はできます。ちなみにデスクワークは手がかじかんでできません。あと、Macやiphoneは温度が低すぎて充電しません(笑)

8.分かったこと

というわけで、なんとか冬を乗り切りまして、桜の季節がやってきました。この地域は遅咲きになりますので、皆さん来年は桜のシーズンが終わった後、綾部でもう一度桜が見られますよ。

次回からは、主に古民家の詳細部分などのレポートをしていこうと思います。

20250426

035 会長の近況報告(その3)

6.イベント参加

早速こちらのイベントに参加しました!」

場所は綾部市です。
上のサイトにある内容は具体的には以下のようなタイムテーブルでした。

  1. JR綾部駅集合
  2. 移住者お宅訪問
  3. 1日目昼食
  4. 上林エリアへ
  5. DIYリフォーム古民家見学&DIY体験
  6. あやべ山の家にて交流会
  7. 農家民宿へ
  8. 綾部東部へ
  9. お茶農家(移住者)の体験談
  10. 2日目昼食
  11. お茶摘みワークショップ
  12. 解散

移住者のお宅訪問では、実際に古民家をリフォームされた移住者のお宅にお邪魔して、移住の経緯やリフォームのポイントなどをご紹介いただきました。引き続いて1日目の昼食になりますが、たまたま自治会の秋祭りの時期で、自治会のBBQに参加させていただけることになりました。BBQの肉は「イノシシ」。ジビエが生活に密着していました。

泊まった農家民宿はこちら

それからこちらも参加しました。

あと、こちらのイベントも参加しました。

これら以外にも、農家民宿を2軒ほど泊まり歩き、情報を収集、雰囲気を体感することができました。

7.決断

いろんなイベントに参加しつつ、移住に関する情報を集めたところ以下の結論に達しました。

  1. 京都は移住に力を入れており、情報が豊富
  2. 中でも綾部市はかなり以前(私の感覚で十数年以上前)から移住の受け入れ体制が整っている
  3. このエリアは現在住んでいる高槻市からも近い(車で2時間、電車で1時間半)
  4. 求人倍率が1.4倍なので、何かと仕事がある
  5. 古民家の空き家が豊富

ということで、2月1日から綾部市の中上林地区のシェアハウスに住むことにしました!

その4に続く…

20250420

034 会長の近況報告(その2)

4.情報収集

前回の記事で書きましたとおり、

「移住しても良いのであれば京都の田舎に古民家ビジネスが成り立っているところがいくつかあるので、そういったところで経験を積んでみては?」

とのヒントをいただきましたので、早速情報収集です。

「京都」「移住」のキーワードで検索するとなんかいっぱい出てきました。

条例もあります。

なんか京都って移住に力いれている感がありますね。

さて、私は就職+移住ということで情報収集する必要がありましたので、京都ジョブパークで「移住コンシェルジュ」の方々を紹介していただきました。

5.移住コンシェルジュ

京都ジョブパークに私の情報を登録しますと、移住コンシェルジュの方からメールが送られてきました。

そして私が希望する「空家ビジネス」について、既に移住している現地の方々とzoomで情報交換する機会を作っていただきました。

「空家ビジネス」といっても具体的にはどのようなことが出来るのか、などいろいろなお話が出来ました。

まとめると以下のような内容だったかと思います。

  • 自身がどこでどのようなことをしたいのか、具体的にイメージできる必要がある
  • 空家は田舎にはたくさんある
  • 住み始めると、移住者同士のネットワークがあり情報収集もできる
  • 特にカフェ(移住者がやっていることが多い)などで、「家を探している」と言っておけば、うわさが広まって話が舞い込んでくることもある
  • 住む場所やできることのイメージをつかむためには移住ツアーなどのイベントに参加して現地を訪ねることが大事

ということで以下の情報も併せていただきました。

ゴキゲン田舎暮し・家族・生きる力

https://dengaku.jp/school/school02/#01

京都府内の農家民宿情報

https://www.pref.kyoto.jp/noson/noukaminsyuku/noringyogyotaiken_yado.html

お試し住居

https://www.kyoto-iju.jp/otameshi/

京都府の移住動画

田舎暮らしについて役立つ動画をあげています。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLNILpSv103wCy76wuAu_SP57W44-AAXdw

空き家活用のコツ

https://youtu.be/3Gfz9by48GM?feature=shared

失敗しないご近所付き合い

https://youtu.be/V3WVRnN2bvw?feature=shared

その3へつづく…

20250412

「旧ユニチカ記念館」と村野藤吾建築見学会「旧 大庄村役場・尼崎市庁舎」のご案内

 鳥の明るい声に春を感じるようになりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 さて、関西大学千里山建築会と草屋根の会の共催でご好評いただいております「村野藤吾建築見学会」を今年も開催いたします。

 今回は尼崎市の「旧ユニチカ記念館」と村野建築「旧 大庄村役場」「尼崎市庁舎」を巡ります。

 草屋根の会フレンズ会員で尼崎市職員の相馬美津子さまご案内のもと、尼崎市立歴史博物館 学芸員の桃谷和則さまにレクチャーしていただきます。どうぞ奮ってご応募くださいませ。

日 程:2025年5月 31日(土)
行 程(午前の部)
10:00 阪神電車「大物」駅集合

旧ユニチカ記念館
大物から徒歩で現地へ。桃谷氏による案内あり。1時間程度見学。

いったん解散。

行 程(午後の部)
13:00 阪神電車「尼崎センタープール前」駅集合

旧 大庄村役場
 ※改札を出たところで受付いたします。
 タクシーを乗り合わせて「旧 大庄村役場」へ
 https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/179906
 ★旧 大庄村役場(現 大庄南生涯学習プラザ)
  尼崎市大庄西町3丁目6-14

 13:30~15:30 レクチャーと見学会【120 分】

 タクシーを乗り合わせて「尼崎市役所」へ

尼崎市役所
 16:00~17:00 見学会【外観のみ 30 分】
  尼崎市役所見学。相馬さんのご案内?

参加費:無料
※タクシー代等交通費はそれぞれご負担ください。

懇親会
 17:30 スタート。
 ※会場は追ってご連絡致します。参加費5,000円程度。

定 員:20名 先着順(定員になり次第締め切らせていただきます)
申し込みは 5月10日(土)をもって締め切りました。

20250412

033 会長の近況報告(その1)

みなさま 千里山建築会会長をさせていただいております市原です。情報発信が少し空きまして申し訳ありません。色々ありましたので近況報告いたします。

1.早期退職

家族との時間を優先しつつ、空家ビジネスをしたいという想いがあり、32年間勤めました関大職員を2024年3月末に退職しました。

2.ポリテクセンター京都に入所

空家修繕に必要な設備系知識・資格習得のために、ポリテクセンター(職業訓練所)に通うという方法があることを知りました。しかも通所期間中も雇用保険受給可能!

ハローワークで雇用保険受給の手続き後、ポリテクセンター入所希望を出しました。ちょうどポリテクセンター京都の募集期間のタイミングが合い、入所することができました。私が希望したのは「ビル設備サービス科」というカリキュラムです。

その内容は「電気設備」「 PC,CAD」「シーケンス」「受変電設備」「ボイラー設備」「空調設備」「給排水設備」「消防設備」について基礎的な知識と資格試験受験の最低限のサポートをしてくれるというものでした。

「シーケンス」実習で配線したリレー回路

大学職員時代のうち、24年間施設設備の維持管理に携わっていましたが、これらの業務は、ご承知のとおりそれぞれ専門の業者さんに委託・請け負ってもらうという関係でしたので、実際自分ができるようになるには、一から教えてもらえるポリテクセンターのような環境が私には合っていました。

私は8月入所ということで合計30名のクラスでした。ほとんどが退職組ですが、数名は20代、30代でした。

このメンバーで午前中は主に座学、午後は実習という工程で、ビルメンテナンス業務に必要な基礎知識(例えば電気設備の場合の接地抵抗が規定数値を満たしているかを測定する方法など)を習得するといった内容でした。

通所中に取れるだけの資格を受験してみました。期間中に「第二種電気工事士」「二級ボイラー技士」「消防設備士(甲種4類)」を取得することができました。ポリテクセンターは国が設置する教育機関ですので、その教育内容と教員への質問などが資格取得に非常に役立ちました。

「第二種電気工事士実技試験」の公表問題の見本

3.就職活動

雇用保険を受給しつつ、ポリテクセンターに通うためにはセンター通所中に就職活動をしなければなりません。

前職にはほとんど就職活動せずに就くことができましたので、人生初の就職活動となりました。(笑)

ビルメンテナンス業関連企業は求人難と見えて、56歳の私でも、17社からオファーをいただくことができました。ポリテクセンターに通所していることは企業側にも信用度が高いようです。また、センター出身の社員さんが居られる会社もいくつかありました。10社程度に会社訪問に伺いまして、様々な企業さまの採用現場の雰囲気など大変勉強になりました。

並行して、空家ビジネスにつながる職を探しておりまして、京都のジョブパーク(職業斡旋所)に相談したところ、「移住しても良いのであれば京都の田舎に古民家ビジネスが成り立っているところがいくつかあるので、そういったところで経験を積んでみては?」とのヒントをいただきました。

その2へ続く…

20250320

ご卒業おめでとうございます!

今年2025年は、皆さんにとって、大学で学んだことをもとに新しいことに挑戦する年になるでしょう。自分で解決しなければならないことも多いですが、同期の様子を聞いたり、先輩に相談したりすることで、ヒントが得られることもあります。

大学は学びの場であると同時に、人とのつながりが育まれる場です。

千里山建築会は関西大学建築学科の同窓会です。皆さんも「同窓の輪」に加わり、会社以外の、もう一つのネットワークを持っておきませんか?

関西大学建築学科は開設から50年を超え、卒業者数は約6,600人、社会に出ると、建築業界を中心に幅広い分野で活躍する関西大学建築学科のOB、OGに出会うはずです。

ぜひ、千里山建築会にご入会ください!

年会費

1,000円(ただし今年度卒業生は無料)
4年ごとの総会開催時に4年分:4,000円を徴収、次回総会は2026年

卒業記念特典

今、ご入会の新卒生会員は、2025年度1年分の会費が無料

会員向け活動

  • ウェブサイトでの情報発信・会報の発行(年1回程度)
  • 4年に一度、総会・懇親会を開催
  • 毎年スプリングフェスティバル時に懇親会等を開催
  • その他、見学会、講演会等を計画中(開催に関しては上記ウェブサイトで随時お知らせします)

会員登録フォーム

お願い

卒業後、連絡先の変更があった場合は、こちらからぜひお知らせください。

20250319

千里山建築会懇親会2025のお知らせ

2025年4月6日(日)校友会スプリングフェスティバルにおいて、千里山建築会懇親会を予定しています!

校友会ホームカミングデー ~2025スプリングフェスティバル~ が開催されます。

校友会特設サイト

例年同様、(大学の配慮により)教室を使用して、組織の総会・懇親会、ゼミ・クラブの懇親会が開催できます。

千里山建築会では懇親会を以下の要領で行います。

以下申込フォームから出欠のお知らせをお願いします。

場  所:第2学舎1号館3階A302教室

タイムテーブル
12:00 懇親会開始
     ※チャリボン行います。
      チャリボンについてはこちらご参照ください。
13:00 見学ツアー(リクエストあれば)チャリボン終了
14:00 会場完全撤収
14:30 見学ツアー終了~流れ解散

懇親会費:1,000円(同伴者は無料)

申込フォーム
https://forms.gle/dnYMKsUmyWRxu4MG8 


千里山建築会では,不定期ですが「お知らせメール」を発信しています。現在メールアドレスを会員登録いただいていますのは、366名です。

「お知らせメール」が届いていない方、是非メールアドレスをお知らせください。既に「お知らせメール」が届いている会員の方も,連絡がつく方にこの記事をお伝えいただけましたら幸いです。(個人情報保護ため)

メールアドレスを教えていただける方は,以下若しくはトップページ「お問合せ」をクリックし,氏名・メールアドレス・卒業年・研究室名を入力して送信ねがいます!

https://senriyama.xsrv.jp/wp/contact/

20250311

関西大学建築学科同窓会Architectural Dept. Alumni Association of Kansai Univ.