037「旧ユニチカ記念館」と村野藤吾建築見学会「旧 大庄村役場・尼崎市庁舎」のご報告

 草屋根の会とのコラボ企画、以下の行程で、尼崎市立歴史博物館 学芸員の桃谷和則さまにレクチャーしていただきました。

日 程:2025年5月 31日(土)
行 程(午前の部)
10:00 旧ユニチカ記念館

行 程(午後の部)
13:00  旧 大庄村役場
15:30 尼崎市役所

まずは旧ユニチカ記念館から。阪神電車「大物駅」から南東へ5分ほど歩いたところにありました。

学芸員の桃谷さんの全体レクチャーがあり、館内を自由見学させていただきました。

  • 明治22尼崎紡績
  • 大正 大日本紡績
  • 全体6万坪(今年竣工した阪神タイガース2軍球場のゼロカーボンベースボールパークあたりも含めて広大な敷地だった)
  • 戦争の空襲でほぼ消失、記念館は残った。現時点で尼崎市最古のレンガ造の建物となっている
  • 尼崎港の工事事務所などとして使用
  • 昭和34年日紡記念館としてリニューアル
  • 昭和44年から名称変更でユニチカ記念館
  • 令和2年建物と資料が尼崎市に寄付
  • 令和3年から尼崎市の施設として見学会等の利用
ユニチカ歴代のイメージガールのポスターで埋め尽くされた壁面
この建物は今後耐震改修をして一般公開できるようにしたいとのことで、みなさまも機会がありましたら是非ご寄付を!

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旧 大庄村役場

この建物は現在「尼崎市立大庄南生涯学習プラザ」として使用されています。この地域は昭和4年に臨海地域の大規模(150万㎡)な埋め立てが行われ、大工場が進出、昭和10年代には急速な都市化が進み「日本一裕福な村」とまで言われたそうです。

そこで新庁舎が1932(昭和7)年から計画されることになりましたが、1934(昭和9)年の室戸台風により計画は白紙に。災害復旧・復興を経て、1937(昭和12)年竣工したとのことです。

「日本一の村役場」ということで、当時としては大変ハイカラな建物で、「アサヒグラフ」や「建築知識」にも取り上げられ、大変話題となったそうです。東西南北それぞれの外観が違った見え方になっており、現在でも個性的な雰囲気を醸し出していると思いました。

解説してくださった、学芸員の桃谷さまの独自の解釈も交えて、大変興味深く見学させていただきました。

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尼崎市役所

最後は尼崎市役所です。

1962(昭和37)年に南館(低層棟)、中館(高層棟)、議会棟が建てられ、1982(昭和57)年に議会新棟(増築棟)が、1984(昭和59)年に北館(第2庁舎)がそれぞれ増築されています。

低層、高層、議会の3つのグループから成り、棟ごとに機能を持たせ、それらを一体の建築群として構成。業務上効率的になるよう配慮されつつ、市民が親しみを持てる空間づくりを目指したとのことです。

今回3つの施設を解説していただきました、学芸員の桃谷さまのレクチャーが素晴らしく、一同大変勉強になり、大満足での見学会となりました。桃谷さまには感謝感謝です。ありがとうございました!

懇親会(おまけ)

10時から16時までの見学という大変長丁場でした。見学終了後は少し時間があったので、隣接する公園で一休み。その後徒歩3分くらいの鳥料理の店に入りました。テーブルにコンロがあり自分で焼くスタイルでしたが、「わんこ蕎麦状態」でさまざまな部位が出され、「この店の食べ放題半端ない!」とお腹いっぱいになって帰りました〜🎵

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