みなさま 千里山建築会会長をさせていただいております市原です。情報発信が少し空きまして申し訳ありません。色々ありましたので近況報告いたします。
1.早期退職
家族との時間を優先しつつ、空家ビジネスをしたいという想いがあり、32年間勤めました関大職員を2024年3月末に退職しました。
2.ポリテクセンター京都に入所
空家修繕に必要な設備系知識・資格習得のために、ポリテクセンター(職業訓練所)に通うという方法があることを知りました。しかも通所期間中も雇用保険受給可能!
ハローワークで雇用保険受給の手続き後、ポリテクセンター入所希望を出しました。ちょうどポリテクセンター京都の募集期間のタイミングが合い、入所することができました。私が希望したのは「ビル設備サービス科」というカリキュラムです。
その内容は「電気設備」「 PC,CAD」「シーケンス」「受変電設備」「ボイラー設備」「空調設備」「給排水設備」「消防設備」について基礎的な知識と資格試験受験の最低限のサポートをしてくれるというものでした。

大学職員時代のうち、24年間施設設備の維持管理に携わっていましたが、これらの業務は、ご承知のとおりそれぞれ専門の業者さんに委託・請け負ってもらうという関係でしたので、実際自分ができるようになるには、一から教えてもらえるポリテクセンターのような環境が私には合っていました。
私は8月入所ということで合計30名のクラスでした。ほとんどが退職組ですが、数名は20代、30代でした。
このメンバーで午前中は主に座学、午後は実習という工程で、ビルメンテナンス業務に必要な基礎知識(例えば電気設備の場合の接地抵抗が規定数値を満たしているかを測定する方法など)を習得するといった内容でした。
通所中に取れるだけの資格を受験してみました。期間中に「第二種電気工事士」「二級ボイラー技士」「消防設備士(甲種4類)」を取得することができました。ポリテクセンターは国が設置する教育機関ですので、その教育内容と教員への質問などが資格取得に非常に役立ちました。

3.就職活動
雇用保険を受給しつつ、ポリテクセンターに通うためにはセンター通所中に就職活動をしなければなりません。
前職にはほとんど就職活動せずに就くことができましたので、人生初の就職活動となりました。(笑)
ビルメンテナンス業関連企業は求人難と見えて、56歳の私でも、17社からオファーをいただくことができました。ポリテクセンターに通所していることは企業側にも信用度が高いようです。また、センター出身の社員さんが居られる会社もいくつかありました。10社程度に会社訪問に伺いまして、様々な企業さまの採用現場の雰囲気など大変勉強になりました。
並行して、空家ビジネスにつながる職を探しておりまして、京都のジョブパーク(職業斡旋所)に相談したところ、「移住しても良いのであれば京都の田舎に古民家ビジネスが成り立っているところがいくつかあるので、そういったところで経験を積んでみては?」とのヒントをいただきました。
その2へ続く…
20250320
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