018 村野建築探訪 ~カトリック宝塚教会~

こんにちは。

今回は、前回の宝塚市役所から引き続き、宝塚カトリック教会の見学会のレポートです。
阪急宝塚南口から逆瀬川方向へ向かって歩いていくと、線路沿いにすっと伸びるとんがり帽子が見えてきます。(写真は線路を渡れず、逆瀬川側から撮ってます。)
そう、カトリック宝塚教会です。

仕上げは粗目です。

写真で見るよりも、もっと粗い感じです。

細かい影ができ

竣工は1965年。

地面と建物の境を薄くデザインされていることから、
「生えているかのような建築」と呼ばれるの村野建築の一つです。
千里山キャンパスの特別講堂・現KUシンフォニーホールもそうですね。

建物の角のガーゴイル部分、村野建築らしく雨仕舞のこだわりが強い。

正面から

ハイヒールをひっくり返したシルエットからヒントを得たという話や、クジラをイメージしたという話もあるようです。

天井の波打った板張りが、多様な窓から入ってくる光や照明を反射しています。また、壁の荒い素材とも対比して、とても幻想的です。

階段もとても有機的です。

見学は、一般の方も可能なようです。

是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。

次回は、大庄村役場についてです。お楽しみに!


この投稿は2022年5月の総会で、私、市原が会長に推薦された際、所信表明で「HP活用のために任期中に100本の投稿をする」と発言したことに基づく企画であります。

本企画の記事は以下1~4のいずれかを満たす投稿としています。

  1. 会則の目的に「会員相互の親睦を図る」とあり、卒業生にできるだけ有用な情報を提供すること
  2. 同じく「関西大学建築学科の発展に寄与」するため、現役学生と卒業生をつなぐ情報であること
  3. 同じく「建築に関する学術・技術の進歩発展に寄与」するための情報であること
  4. 「建築」という単語を入れること

20230220